私の人生初のスピリチュアル体験話

今日は私が人生で初めて我が身に起きた目には見えないけれども確かにそのような世界は存在するのだとハッキリと自覚できたスピリチュアル初体験をシェアいたします。

あれは私がまだ２５歳の時、先輩のご紹介で伊豆にいらっしゃるという江原啓之さんのお師匠さんにあたる方のセッションを受けるというご縁に恵まれました。

その方は元キリスト教の宣教師だったという方で、私がお逢いした当時でもかなりご高齢な男性でした。

３６歳の頃に今の能力に目覚め、それから長年その能力を困っていらっしゃる方々の為に使っていらっしゃり、お金は言い値(受けられた方々がセッション後にご自分の納得できる金額をお納めする)という形で活動なさっていました。

私はこちらの先生にお逢いしにいった時、特段困っていることや悩みという悩みはなく、ただ興味本位で誘われるままにお逢いしに行きました。

ですが、同行者の中で私が一番その時先生のセッションが必要だったのだとのちに分かる事になるのですが・・。

先生とお逢いし、個室で身の上などいくつか聞かれ、その後ベッドに横になり頭に手を当ててもらっていましたら、部屋がパチパチとラップ音を鳴らし始めました。

少し落ち着くと、今度は自分の内側から「あ、私いまから泣く」という感情が急に生まれ、泣きじゃくりました。

むせび泣きをしながら、「私は今なぜ泣いているのだろう？でももし理由があるとしたら、きっとパパの事かもしれない」と直感しました。

父は私が３歳の時に心筋梗塞で急死していました。

先生にはその事をチラッとお話ししていました。

２０分位泣き続け、ようやく涙も落ち着いてきた頃に流れていたヒーリングミュージックも止まり先生が私の横に移動してこうおっしゃいました。「お父さん、苦しんで亡くなられたんだね。」

私はその言葉を聞いてまた泣き始めました。

やはり先程泣いていたのは父が理由なのだと分かりました。

私は実は父が亡くなる直前の光景やその後の光景をずっと鮮明に覚えていました。３歳というとても幼い頃のはずなのに・・。

夜中に隣の部屋が騒がしいなと感じた当時の幼い私は、アコーディオンカーテンの隙間から部屋を覗きました。

すると、父が苦しそうに胸を押さえうずくまり母が必至に「正くん、正くん！」と叫ぶように呼んでいる光景を目の当たりにしました。

その後異様に真っ白な空間の建物に連れていかれ、そこの灰皿の上に無造作に置かれた血が着いたティッシュが怖いと感じた光景、そしてその後泣く母に手を繋がれ隣に泣く祖母もいて遠くの壁の穴に父の眠るベッドが入っていく光景。

セッション後に先生は、「お父さん、苦しんで亡くなられたんだね。」とおっしゃった後、「でも今はもう大丈夫。苦しんでいないよ。今は天から安らかにあなたやお母さん弟さんのことを見守っていますよ。」とおっしゃりました。

私はそれを聞いてとても安堵しました。

「ああ、私はずっとパパのことが気がかりだったんだ」とその時人生で初めて理解できたのです。

この父のお話しの後にも、先生は「右の卵巣が危険信号だった。悪いものは流しておいたけど、なぜこうなったか分かるかい？」とお聞きになりました。

「将来のことを思い煩うのはやめなさい。例えば、年金を将来貰えるだろうかと今悩んだところで、なるようにしかならないね。今を一生懸命生きていたら結果はきちんとついてくる。」と続けてお話しくださいました。

確かに、私はその当時将来のことが心配で心配で堪らないという時間がよくあり、その時決まって右の下腹部がチクチクと痛んでいたのです。

先生にこう言われた私はとてもそのお話しが腑に落ち、それから将来のことを思い煩う癖が完全に無くなりました。

勿論、それと共に右の下腹部の痛みも消えたのです。

その他にも、胃弱だから動物性食品は控えるようにという話など、その当時胸焼けに食後悩まされていた原因や真のスピリチュアリティについてお話しをしてくださり、私はセッションが終わった後に「こういう目に見えない世界というのは間違いなくあり、このような目に見えない領域を癒すお医者さまというのは現に存在するんだ」ということを深く悟りました。

あれから数年後、私はお導きのように３０歳でベジタリアニズムを提唱するインド人僧侶の先生のマネージャーを務める事となり必然的にベジタリアンに。伊豆の先生が５年前私に提案していた動物性食品はほとんど摂らないライフスタイルとなり、その後３３歳の時に様々な人生のどん底を経験する事でスピリチュアルな能力が開花し、お役目として守護存在からヒーラー/カウンセラーのお仕事を授かる事となり現在に至ります。

あの当時はヒーラーというお役目の名称すら存じ上げませんでしたが、まさしく伊豆で私を癒してくださった先生は私が出逢ってきたどんなヒーラーの方々よりも偉大な能力と人格を兼ね備えた方だったのだと、先生と同じお役目を授かって久しく経つ今そう感じています。